チタン工房キムラのチタンアクセサリーブログ

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  • 2018年11月09日

    チタンネックレスの効果とは?素材の特性から科学的に解説

    軽量でスタイリッシュな印象を与えるチタンネックレスは、体に良い影響を与えると言われています。

    たとえば、体調が成果に関わるスポーツ選手や、肩こりで悩む人が、血行が良くなると聞いてチタンネックレスを身に付けるという話もあります。

    しかし、チタンネックレスをするだけで肩こり改善や筋肉疲労が和らぐといった話は本当なのでしょうか?
     

    チタンネックレスに肩こりを治す効果はあるのか?


    肩こりを解消するネックレスと宣伝されている製品が、ネット通販などで販売されています。

    中には、素材にチタンを使用している人気商品も見られます。

    しかし、肩こりを治す効果があると謳われているのは「チタン磁気ネックレス」という名称になっています。

    チタンに肩こりを治す効果はなく、磁気に肩こりを治す効果があるとされています。


    引用元:厚生労働省告示第百十二号

    厚生労働省の告示第百十二号には、磁石磁気による「こり及び血行の改善」が記入されているので、磁気ネックレスのメーカーはこの点を根拠としているようです。

    磁石磁気で、血流を改善して筋肉の痛みを和らげたり、肩こりを解消する効果があるかというと、科学的には明確になってなく、意見が分かれるところです

    ただ、チタンという金属そのものに、肩こりを改善する効果が無いのは事実です。
     

    チタンネックレスに磁気効果はない

    金属は、磁石になるものとならないもの、2つの性質にわかれます。

    チタンは、常磁性体といい、自ら磁場を発することはありません。

    外部磁場があるときはわずかに磁化しますが、外部磁場が無いときは磁性を持ちません。

    このことから、チタンネックレスには磁気効果が無いと言えます。
     

    チタンネックレスの特性


    チタンネックレスの素材であるチタンは、「純チタン」と「チタン合金」とに分けられます。
    純チタンは、純度が高いチタンを指す名称で、「全く他の元素が含まれていない」という意味ではありません。

    純チタンの中でも、含まれている他元素の量で、1種・2種・3種・4種と区別されるようJIS規格で定められています。

    チタン以外の元素の量が最も少ない「1種の純チタン」は柔らかく、他の元素が増えるにつれて丈夫になっていきます。

    一方、チタン合金とは、チタンに他の元素を混ぜ、目的に合わせて純チタンの長所を伸ばしたり欠点を補ったりするといった加工を施したものです。

    今回は、純チタンを材料にして作られたチタンネックレスの特性をご紹介します。
       

    チタンは軽いので装着しても負担が少ない

    チタンは、鉄と比べて6割程度の重さになります。

    金属の重さを比較するときは、比較する金属の、同一の体積と標準物質の質量の比(比重)を使います。

    チタンは、アクセサリーによく使用される素材と比べても軽いことが分かります。

    金属名
    比重
    プラチナ
    15.70~21.66
    ゴールド
    11.42~19.51
    シルバー
    10.53
    ステンレス
    7.78~7.93
    チタン
    4.51
    アルミニウム
    2.70

    肩こりや頭痛を心配されて、少しでも軽いアクセサリーを望まれる人には、チタンネックレスがおすすめです。

    他の金属よりも軽いので、ネックレスを日頃から身につけっぱなしにしたい人にも最適です。

    チタンネックレスは、着用していても重さを感じにくいので、サイズが大きいデザインのものでも体に負担になることなく身に付けられます。
     

    水や汗に強いのでメンテナンスが簡単

    ネックレスは、首に直接かけるので汗や皮脂が付着しやすく、使用したら柔らかい布で拭くなど日頃のメンテナンスが欠かせません。

    しかし、チタンは変色しにくい素材であり、チタンネックレスはお手入れが簡単です。

    金属が変色するのは、

    • 空気中の酸素
    • 汗や皮脂
    • 化学薬品
    • 温泉の成分

    などと反応するためです。

    チタンは、空気中の酸素と反応して、酸化被膜(不動態)で生成します。

    不動態は、溶液や酸にさらされても溶けることが無いので、中の金属を腐食から守る働きがあります。

    酸化被膜がバリアとなるので、チタンネックレスは汗に強く、海水の影響も受けません。

    ですから、チタンネックレスはスポーツ時のアクセサリーにもおすすめです。

    シャンプーなどの化学薬品にも強く、温泉の成分でも変色しないので、チタンネックレスを着用したまま入浴することも可能です。

    チタンネックレスを着用して温泉に入ったらどうなるか、まとめた記事があります。参考にご覧ください。
     

    金属アレルギーになりにくい

    金属アレルギーとは、汗などで金属から溶け出した金属イオンが、人体のタンパク質と反応してアレルゲンとなることから起こる症状です。

    金属アレルギーになると、肌に赤いブツブツが出来たり、皮膚がぽっこりと盛り上がって水ぶくれになることがあります。

    数ある金属の中でも、チタンは金属アレルギーになりにくいと言われています。

    チタンの表面にできる酸化被膜によって、金属イオンが溶け出しにくいからです。

    ですから、金属アレルギーの人でもチタンなら大丈夫という人が多いのも事実です。

    ただし、全ての人がチタンに対して金属アレルギーが起こらないとは断言できないため、注意が必要です。
     

    心配な人には金属アレルギーテストをおすすめ

    「どうしても金属アレルギーが心配だ」という人には、皮膚科で金属アレルギーテストを受けることをおすすめします。

    パッチテスト用の試薬をしみ込ませたパッチを皮膚に貼り付け、皮膚の状態やアレルギーがある金属の有無・種類を判定します。

    もし、金属アレルギーだった場合は、対象の金属を避けることでアレルギー症状を回避できます。

    心配しながらチタンネックレスを身に付けるよりも、一度検査してもらうのがいいですねね。
     

    チタンネックレスの特徴・特性を正しく理解しよう

     

    チタンネックレスの魅力は、軽量でメンテナンスしやすい扱いやすさと強い耐久性にあります。

    チタン工房キムラでは、繊細な肌にも優しい純チタンネックレスを加工・販売しております。

    興味を持たれた方は、チタンネックレス一覧ページがありますので、ぜひご覧ください。