高齢者にも有効、両親に身元証明ネックレスを着けてもらうには、2020年版
高齢者の5人に1人の割合で発症する認知症
2020年7月、
認知症不明者17000人超
2019年の集計が警察庁より発表されました。
過去最多の数字で増加率は7年で1.8倍
厚労省、総務省の公表だと高齢者5人にひとりの割合で認知症を発症する計算になります(※)
弊社では2005年頃よりチタン製のペンダント、プレートに名前等を刻印するサービスを行っています。
2011年の東日本大震災を境に、自分が万一の事態に遭遇した場合でも、自分を探す家族の負担を少しでも減らせるよう、自身の身元を記すIDネックレス・IDブレスレットを自らの意思で着用する風潮が生まれました。
時を同じくして、認知症を発症した家族に着けてもらい
「自分がどこの誰なのかが分かるように」
という目的で日本語で名前、住所、連絡先電話番号を刻印したドッグタグペンダントのご注文をいただき
義理父にプレゼントしたところ、非常に喜んでくれて、肌身離さす外出されているという話をお聞きしました。
それがきっかけで、高齢になった方でも喜んで着用してくれるように
家紋を彫ったドッグタグペンダントをはじめに、それが必要とされる状況、シーンを想定した
様々なデザインのドッグタグ・身元証明アクセサリを開発してきました。
症状によっては、身に着けるものをすべて外してしまうから意味がない
携帯の位置情報で追跡できればよい
QRコードを衣類に縫い付けておけばよい
様々な考えがあるのも事実ですが
介護家族の精神的不安を少しでも低減する目的
そして
ご本人が楽しく感じていただけて、かつ人命を守る手段のひとつとして
チタン製身元証明ネックレス、ブレスレットを身に着ける人が増え
行方不明の方の身元が分かる、
行方不明者増の歯止め、
微々たる力かもしれませんがそのような貢献が出来ればと思っています。
両親に身元証明ネックレス・ブレスレットを着けてもらうには?
私がこのような仕事をしているということも影響しているとは思いますが
これまでアクセサリーを着用していなかった両親から
二人分のアクセサリー(この時はブレスレットでした)を作ってほしいというので
プレゼントしました。
4年ほど経過しますが、今も肌身離さず着用しています。
「淳、これいいわあ。着け心地ほんとにいいもん、もっと人に薦めたらどうや?」
と母親が言ったのを聞いた時、
予防という言葉が適切なのか、ちょっと分かりませんが
「早い時期から着用することに慣れてもらう」
ことが着用率を高めるポイントなんだろうなと感じました。
ご両親が高齢になる前に贈られることをおすすめします。
還暦、退職記念、自身の結婚のタイミングで両親にプレゼント、銀婚式、金婚式
敬老の日、タイミングはたくさんあります。
渡す際、孫から渡せばそれを拒むじいじばあばはいない、断言した人もいました。(笑)
弊社チタンアクセサリーが身元証明アクセサリーに適している理由とは?
常に着用出来る素材
チタンは入浴の際も取り外す必要がないアクセサリー素材、
常時着用出来るという事は身元証明アクセサリーに必要とされる条件です。
キズに強い彫刻
弊社チタンドッグタグはチタンに文字をしっかりと彫りこんで制作しています。
ブレスレットは普段の着用でどうしても擦り傷、うちキズがつきますが
その程度で文字が読めなくなる、といったことはありません。
豊富なデザイン
サイズ、形状30品以上、多数ラインUP。
具体的にどんな内容を記載すればよいのか?
自衛隊の方等が着用する内容は決められていますがここでは割愛します。
弊社の考えとして着用される方の、生活状況、行動範囲を参考にするのが一番よいと考えます。
1)氏名
2)住所
市をまたぐ、県をまたぐ、国をまたぐで記載範囲を調整すればよろしいかと思います。
3)連絡先
常時連絡が取れる電話番号、家族の携帯番号をおすすめします。
間違っても本人の携帯番号はNGです。
基本はこの3項目
あとは
生年月日、血液型、かかりつけ医療機関、持病有無
かかりつけ医療機関、持病の有無については
本人が万一倒れ、救急車を呼んだ場合、救急救命士の方が症状を察し
どの医療機関に搬送するかの判断資料になります。
これも自身の事例ですが
自宅で父親が倒れ、救急車を呼んだ際、
「持病はありますか?かかりつけ医はありますか?」
と家族に聞いていました。
参考になれば幸いです。
弊社では豊富な制作実績がございます。
ご要望に応じた対応が可能です。
限られたスペースへの刻印故、文字数制限もありますが、経験を武器に基本的には何とかします。
ご不明な点等ございましたらお気軽にご相談下さい。
チタン工房キムラ店長の福田です。
豊富な制作実績経験を活かし、貴方のご要望にお応えできる作品を実現化します。
(※)
厚労省が発表している認知症の人の将来推計が2025年には約700万人
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000519620.pdf
総務省の統計によると
2019年10月時点の65歳以上人口は3588万5千人,割合は日本人人口の28.4%
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2019np/index.html
2つの数字をざっくり計算すると
700万÷3500万 = 0.2
20%、つまり5人に1人の割合で認知症を発症するということになります。