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2022/08/05

チタンネックレス選定ポイント/留め具で見極める/材質~アフター対応まで

先日、荷物の出荷でヤマト運輸に行ったら受付の女性のネックレスがふと目に入りました。

色合い、少し見える留め具の形状を見てすぐに「チタンネックレスだ」、と判断出来ました。

が、留め具を見て当社の品ではないこともすぐに分かりました。

完全な職業病です。(笑)

 

スマートフォンでチタンネックレスと検索すると自社・他社を含め、たくさんのチタンネックレス商品が表示されます。

 

見た目のデザイン、太さ、長さといったチェーンの仕様をはじめ、価格、納期、送料等も判断基準になるかと思います。

自分の目にかなった品を探すのも小さい画面が当たり前となった今では見比べるのが大変かもしれません。

 

ネックレスの基本構造

ほぼすべてのネックレスは

チェーン・留め具(カニカン、板ダルマ)・チェーンと留め具をつなぐ丸カン

この3要素で構成されています。

 

本記事ではチタンネックレスで採用しているチタン留め具について記載しています。

留め具といっても、呼び方は人それぞれで、カニカン・引き輪・ナスカン・クラスプ・フックなど多岐にわたります。

形状により呼び名が変わるものなので、直接手に取っての確認、説明が出来ないネット販売環境においてはお客さまに説明する際、誤解のないよう伝えることを心がけていますが、ちゃんと伝わっているかなと内心不安なところもあります。

留め具形状、サイズ

当社チタンネックレス、チタンブレスレットで採用している留め具はカニカンタイプで次の3種類です。(2022-7月末時点)

大きさは写真左から①12×7.5mm、②9.3×6.3mm、③10.2×6.1mm

チェーンの太さ、バランスを考慮し、チェーン毎に使い分けています。

チタンネックレス商品ページでどの留め具を採用しているか、詳しく紹介していますのでご確認ください。

チタン工房キムラのチタンネックレス商品一覧へ

 

カニカン留め具の利点

ネックレスを着用する際、片手でカニカンの爪を起こし開いた状態に、もう片方の手は板ダルマをつまんでいます。

この時までは目視で確認可能です。

が、実際首の後ろに手をまわし取り付けする際はその状況が見えません。後方ではなく前方、顎あたりで取り付けされる方もおられると思いますが、近くが見えない中高年の方だとやっぱり見えません。

取り付け後だいたいの方は軽くチェーンを引っ張って留め具がかけられているかを確認しているはずです。

カニカンタイプはこの確認が容易なのでおすすめです。

 

留め具の材質

肌に触れるボディ部は全て純チタン製です。

ネットで販売されているチタンネックレス商品について、仕様を詳しく調べると、中にはチェーン以外の部品はステンレスや真鍮(メッキ仕上げ)なども確かに見られます。

他社製だけど補修対応してもらえないのでどうしても何とかしてほしいと言って持ち込まれる商品は経験上チタン製留め具ではないです。

当社では純チタンと他金属を見分ける簡易測定器「メタルテスター」を所持、純チタンであることの確認が可能です。


メタルテスターによる確認作業

一応チタン工房キムラホームページでも販売しています(笑)

簡易金属材料分別機 メタルテスター

 

留め具の構造

ボディー部はチタン製、爪もチタン製、爪にテンションを与えるばねはステンレス製です。

ステンレスは鉄とニッケル、クロムからなる合金です。

チタンネックレスを選ばれる方の一番の理由は金属アレルギー対策。

ニッケルが含まれていると聞くとどきっとされる方もおられると思いますが、このばねはチタン製のボディに覆われているので直接肌に触れることはありません。ご安心ください。

留め具の寿命

ばねは金属が持つ弾性変形を利用した部品であり、留め具はその性質を利用した構造部品です。

金属に外力を加え、変形させても一定の力以下であれば元の形に戻る、これが弾性変形です。

ただし金属の弾性変形は永久的ではありません、寿命があります。

繰り返し変形を加えると金属組織が疲労を起こし、疲労破壊を起こします。

なのでばねのついた留め具は当社では消耗品扱いとしています。

ご購入後の使用頻度により寿命は変わります。

早い方ですと1年を過ぎたあたり、長い方だと10年以上前の品だったりします。

チタン工房キムラで購入したチタンネックレスは補修(交換)のアフター対応も行っていますので安心です。

 

留め具の強度

強度についての質問を時々受けることがあります。

強度の定義もいろいろありますが、今回は単純に引っ張った時の丈夫さという点で記載します。

手持ちの道具で簡易的に実施した実験の限り

静荷重においては1kgにおいて口開きもなく耐えていました。

次に思い切って3kgの重りをぶら下げたところさすがに隙間が生じました。


3kg吊り下げ、一応耐えてはいますが口が開きました。

 

重りを10cmほど持ち上げて手を放す実験においては300gでも口が開く結果となりました。

実際の着用において、ひっかけるなど、何らかの衝撃的な荷重がかかった場合はすぐに破損すると考えていただいて間違いないと思います。

 

破損した場合・アフター対応

チタン工房キムラで販売したチタンネックレス商品につきましては、破損した留め具の補修(交換)のアフター対応も行っています。

破損した場合は、破損状況が分かる写真と合わせてメール、LINEで送っていただければ補修費のお見積りご連絡いたします。

 

mail:nandemoya@titankobo.co.jp

LINE

 

補修期間

補修期間は、商品受領後、ほぼ1営業日です。

一度着けるとつけっぱなしの方がほとんど、普段首元にあったものがないと落ち着かない方もおられるかと思いますがご安心ください。

代金引換便にて即ご返送いたします。

 

チタンネックレス商品に関するお問い合わせ、ご相談はお気軽に

お問い合わせは
メール: nandemoya@titankobo.co.jp

TEL: 050-3541-3180(平日8:00-17:00)

までお気軽にご相談下さい。
開発、製造まで社内一気通貫のメリットを生かし柔軟に対応いたします。