ドッグタグの使い方!高齢者の身元証明品として想いをこめた贈り物に
首元を飾るアクセサリーとして人気があるドッグタグ。しかし、オシャレなアイテムとしての魅力だけではありません。ドッグタグは認識票として「着用者の情報」を示す、実用品でもあります。
高齢者や認知症患者の、徘徊や行方不明、交通事故時の対策用として、ドッグタグを身元証明品にするという使い方をご提案いたします。
ドッグタグとは、元々は兵士を判別するもの
ドッグタグは元々、軍隊において兵士を見分けるためのIDタグとして使用され始めました。
名前・性別・生年月日といった基本情報から、血液型や信仰している宗教まで書かれている場合があります。軍隊では番号で人を管理していたため、認識番号も刻印していました。
例えば、戦場で負傷した兵士が声を発することができない状態でも、ドッグタグには血液型や所属部隊が刻印されていて、緊急の治療や連絡が可能になりました。
ドッグタグの形状とファッション性
ドッグタグは、板状のペンダントです。外見が犬用の迷子札に似ていることから、使用する兵士たちが自嘲の意味とジョークを混ぜて、ドッグタグと呼び始めたのです。
ドッグタグにはシングルプレートとダブルプレートの2種類があります。軍隊で使われていたドッグタグはダブルプレートが主流でした。
戦争では、死んだ兵士が原型をとどめていないことがあるため、残された家族への配慮としてドッグタグを送りました。ドッグタグを外す時、片方のドッグタグを報告用に使うため、ダブルプレートを活用していたのです。
現在でもドッグタグは軍隊で利用されています。
しかし同時に、ミリタリーファッションがひとつのカテゴリーとして人気を高めていく中で、ドッグタグはアクセサリーとして使われるようになりました。
日常の中でのドッグタグの使い方。万が一の備えとして
アクセサリーとしての使い方が周知されたドッグタグは、個人情報以外にも、メッセージやオリジナルデザインを刻印して、親しい人に贈るプレゼントとしても扱われています。
例えば、自然災害に備えて、血液型や有事の際の連絡先や集合場所を刻印して、家族が揃いで持つ身元証明品にできます。旅行・ドライブ・スポーツを好む、ご夫婦や親子で贈りあうためにご注文をいただくケースもあります。
また、高齢者や認知症を患った方に向け、徘徊や行方不明、交通事故等に備えて、お子さんやお孫さんから贈るケースも増えています。身元確認は早くできるほど安全につながりますので、首にかけるドッグタグはわかりやすくて有益です。
ファッション性も広く知られているアイテムなので、贈られた人も気分を害することはないでしょう。軽度の認知症と診断されても、なかなか「自分は認知症だ」とは認めにくいのが人情です。チタン製ドッグタグは、ファッションアイテムとして受け入れてもらいやすいデザインであることも人気の理由です。
こちらも参考になれば幸いです。
チタン製のドッグタグは耐久性がある
プラスチック製やビニール製の迷子札と異なり、チタン製のドッグタグは軽く耐久性もあります。水や汗にも強いので、普段から身につけておくことができます。
「はずしたまま、徘徊してしまい、事故にあった」というケースでは、せっかくの迷子札も意味がありません。チタン製ドッグタグならば、お風呂でも着けたままで入浴しても問題ありませんので、「着け忘れ」の心配を解消できます。
プラスチックやビニールですと、徘徊中や事故の衝撃などで破損する恐れがあります。せっかく身元確認用のものを持たせていても、表記内容が確認できないほど破損しては効果を得られません。
チタン製で「文字を刻印」したドッグタグならば、多少変形したとしても文字を読み取れます。
何が起きるかわからない万が一の事態に備えるためには、頑丈で軽量というチタン製ドッグタグはおすすめの逸品です。
『敬老の日』は、ドッグタグを贈るきっかけに
「うちのおじいちゃん、おばあちゃんにもドッグタグを贈ってみようかな…。でも、なかなか言い出しにくいかも…」と思われている人はいらっしゃいませんか?
きっかけになる日を利用して贈り物をするのも、ひとつの方法です。
例えば、誕生日や、敬老の日はいかがでしょう?
毎年、9月の第3月曜日は『敬老の日』です。ドッグタグを贈るのはもちろん、ご家族を大切に思っている気持ちや言葉を伝えるには、良い機会になります。
ドッグタグを受け取る側にとっても、「特別な日だし、せっかくだからいただこう」という素直な気持ちになりやすいでしょう。
ドッグタグで家族の絆をより確かに
チタン製ドッグタグの使い方は、アクセサリーとしてだけのものではありません。身元保証品として、高齢者や認知症などの要介護の方に向けた、万が一の際に備えた実用的なアイテムでもあります。
誕生日や敬老の日をひとつのタイミングに、ドッグタグを大切なご家族へプレゼントしてみてはいかがでしょうか?
こちらも参考になれば幸いです。