BLOG

ブログ
2018/07/03

認知症による行方不明や徘徊対策に!チタン製の身元証明ドッグタグ

認知症による徘徊での交通事故や近隣トラブル、行方不明者の増加などは高齢社会の問題点として知られています。「大切な身内に、万が一のことが起きては…」と不安を持つ人も多いでしょう。

チタン工房キムラでは、認知症による行方不明や徘徊対策に、『チタン製ドッグタグ型の身元証明ネックレス』をご提案します!

認知症の現状

認知症とは、何らかの病気によって脳内の神経細胞が壊れ、発生する症状や状態の総称を指します。認知症と「老化によるもの忘れ」は異なるものです。

もちろん、多くの方がイメージされるとおり、高齢者の方に発症されているケースがよく見られます。厚生労働省が2015年1月に発表した統計によると、日本全国における認知症の患者数は約462万人(2012年時点)。65歳以上だと、約7人に1人の割合とされています。

認知症の患者数が今後いかに増加するのかに対し、「2025年に約700万人に達する」という推計も発表されています。2025年は、団塊の世代が75歳以上になる頃です。いま現在、認知症の身内を持つ方はもちろん、将来的にも認知症と関わることになる人は増えていくでしょう。他人事では済まされない社会問題と言えます。

認知症への対応

社会問題化している認知症には、区市町村単位や地域の福祉施設レベルでも対策が行われています。地域包括支援センターや高齢者福祉担当課など、介護者の情報を登録収集・管理し、担当者や協力事業者が連携を取りやすい形を作っています。

認知症による軋轢からの高齢者虐待も問題視されています。一人ですべての責任を抱え込むことは避け、協力者とともに対応していく必要があります。

認知症による行方不明や徘徊からの影響

認知症による症例は複数ありますが、代表的なものには『記憶障害』や『徘徊』があります。
日々できていたことや、普段歩く道、家族や知人の顔も記憶から抜け落ちてしまいます。

記憶障害に徘徊という「家の中や外を歩き回る行動」が重なると、様々な危険性が高くなります。徘徊者本人は「自宅に戻る」「自分の現在位置を把握する」ということができなくなり、行方不明という状況になってしまいます。

認知症を原因として行方がわからなくなり、警察に届け出があった行方不明者数は、2016年には1万5千人を超えたと記録されています。

認知症の行方不明者で、男女の割合は以下になります。

  • 男性=55.8%
  • 女性=44.2%

また、認知症の行方不明者で、人口10万人当たりの年齢層別の割合は以下になります。

  • 60代=7.3人
  • 70代=48.1人
  • 80代=74.3人

認知症の行方不明は、年齢を重ねるほど割合が高くなることがわかります。

認知症による行方不明者が発見されやすくするための方法

2016年の、1万5千人を超える行方不明者のなか、警察の捜索活動や通報で発見されたケースは、63.7%になると発表されています。早期発見が重要だそうです。

認知症の患者だからといって、24時間ずっと見守るのは困難です。万が一、外に出てしまった場合に備え、身元がわかる物を認知症患者に身につけさせることが必要となります。高齢者施設によっては、入所者に『迷子札』(身元証明書)を身につけさせるケースもあります。

雨風にも耐えられて、紛失しにくい身元証明が望まれます。チタン工房キムラでは、『チタン製ドッグタグ型の身元証明ネックレス』をご提案しており、多くのお客様に好評をいただいております。

認知症による行方不明や徘徊対策にドッグタグが役に立つ

ドッグタグ(Dog tag)とは、もともとは軍隊で兵士の個人識別に使用される『認識票』のことです。小さな金属板に、氏名や生年月日、血液型や所属などが打刻されています。持ち主が話せない状態であっても、打刻された内容を見れば、治療の補助や連絡先の確認が可能です。

ネックレスと同じく、金属板を首からぶら下げるタイプもあり、ドッグタグはアクセサリーとして、ファッションアイテムのひとつとしても認知されています。

認知症患者の氏名や生年月日、血液型や連絡先などを打刻したドッグタグを、認知症患者に身につけさせておくことで、万が一、徘徊・行方不明になってしまったときの備えになるでしょう。

チタン製のメリット

チタン工房キムラがご提案する『ドッグタグ型の身元証明ネックレス』は、チタン製です。
チタンは、強く・軽く・耐食性に優れた金属として知られています。鋼に匹敵する強度を持ち、比重は鉄の約57%、水や汗で劣化はしません。

チタンの軽さは、着用負担の軽減になります。せっかくの身元保証ネックレスも、重くて煩わしいようでは、はずしてしまって万が一の際に役立ちません。身につけた際の違和感を少なくできるのは、軽いチタン製のメリットです。

また、つけたままでの入浴も可能なので「身元証明ネックレスのつけ忘れ」自体を防げて安全です。日ごろから着用し続けてもらって大丈夫です。はずす必要が無いのは、当事者だけでなく、介護者の手間をひとつ減らす意味でもメリットとなります。

認知症患者に身につけさせる『迷子札』には、プラスチックやビニールといった素材を使用したものも多くあります。しかし、徘徊している間にどこかしらで引っかけてしまい、警察に保護された段階では破損していたり情報が読めなくなっていたりすることもあるそうです。

強固なチタンを用いた『ドッグタグ型の身元証明ネックレス』ならば、易々と破損することはありません。介護するご家族の精神的な負担を少しでも低減したい気持ちが、『ドッグタグ型の身元証明ネックレス』をおすすめする根源です。

 

こちらも参考になれば幸いです。

 

『迷子札』では認知症患者の自尊心を傷つける恐れがある

軽度の認知症の段階では、「自分は認知症ではない」「周囲に心配されるほど、認知症の症状は出ていない」と当事者は思う傾向があるそうです。周囲は良かれと思い、備えとして『迷子札』などを用意したりするのですが、認知症患者は自尊心を傷つけられたと感じてしまい、家族内での軋轢に発展するケースもありえます。

ファッションアイテムとしても認知されているドッグタグは、一見おしゃれなネックレスに見えますので、男性・女性問わず、身につける抵抗が少なくなるという声もあります。

『ドッグタグ型の身元証明ネックレス』を贈る側からも、贈られる側からも、お互いが気持ちよく応対できるようにする配慮が大切でしょう。『ドッグタグ型の身元証明ネックレス』は、お互いの思いを通じ合いやすくします。

目の前の認知症対策だけではないドッグタグの価値

認知症患者の徘徊・行方不明対策に『ドッグタグ型の身元証明ネックレス』を贈る、というお客様は増えてきていますが、また異なるお客様も増えています。
「いつか老いていく自分や、配偶者への贈り物」「シニア世代のご夫婦で、お互いに案じる気持ちを込めたプレゼントとして、贈りあう」といったお客様です。

「子どもや孫に心配をかけたくない」という家族への想いから、認知症の気配もない段階から『ドッグタグ型の身元証明ネックレス』を身につける方は、今後も増えるのではないでしょうか。
チタンの強固さで「家族の想いあい」「夫婦の想いあい」の強固さにつなげたい、といったお客様の声もいただいております。

打刻する文字数や内容など、お気軽にご相談ください

認知症による徘徊・行方不明の対策として、チタン工房キムラでは、身元保証ネックレスとしてドッグタグのご注文を承っております。

ご興味を持たれましたら、お気軽にお電話やメールにてお問い合わせください。ご家族の想いや個々の家庭の状況に沿った、ご要望にお応えいたします。

 

こちらも参考になれば幸いです。